ホメオスタシスを理解して、バランスのいい健康習慣を意識しよう

スポーツをする女性

ホメオスタシスとは恒常性のこと。生物において、内部環境を一定の状態に保ちつづけようと働く力のことです。ホメオスタシスの効果を知ることで、体をケアしていきましょう。

よく聞く、代表的なホメオスタシスの例。ダイエットの停滞期

ダイエットをしようと思ったときに手っ取り早く思いつくのは、摂取カロリーを減らすということ。しかし、一定の期間、摂取カロリーが消費カロリーを下回った状態が続くと、体が飢餓状態を避けるため、消費カロリーを抑えようとします。これが一般的にダイエットの停滞期の原因と言われています。

内分泌系で見られるフィードバック制御

フィードバック制御とは、得られた結果(出力)をもとに、原因(入力)を調節する仕組みのことです。例えば、食事をした後にだるくなったり、極度に眠くなったりする、反応性低血糖という症状があります。これは、

食事をすることにより血糖値が上がる

インスリンが分泌され血糖値を下げようとする

結果的に食事前より、血糖値が下がり、だるさを感じる

ということにより引き起こされます。インスリンが正常に働くとこのようなことは起こりませんが、血糖値の上がり方が極端であればこのようになりやすいので、高GI値の食品を避けたり、ゆっくり食べる、繊維質のものを先に摂取するなどの工夫で血糖値の急上昇を抑えることができます。

その他のホメオスタシスの例

他にも身近にホメオスタシスが働く例はたくさんあります。例えば・・・

  • 熱いお風呂に入ると、その後湯冷めしやすく、だるくなる
  • クライオセラピー(気化した液体窒素で体を数分間冷やす)により、代謝を高める(冷やした後体がぽかぽかと暖かくなる)
  • トウガラシなどは体を一時的に温めるが、汗をかくので結果的に体を冷やす
  • 頭皮や顔などを洗いすぎると、油分が不足しさらに分泌されるようになる

なにごとも、やりすぎはダメだということですね。体が極端なほうに傾かないように、常にバランスを意識した習慣を身に着けていきたいですね!

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