
サイトに訪問したユーザーがどのような経路で訪問し、最終的にコンバージョンに至ったかを分析するアトリビューション。Google Analyticsのコンバージョン経路データからキーワード毎の貢献度を調べるツールを作りました。オーガニックで成果の上がっているキーワードを抽出し、広告運用に役立てる使い方ができます。
Google Analyticsにはサイトへの訪問毎の、参照元や、キーワードを細かく分析する機能があります。通常の広告管理画面では、コンバージョンがあった直前のラストクリックのキーワードしか評価できませんが、Google Analyticsを使えば間接的に効果のあったキーワードも分かります。
今回作ったツールでは、Google Analyticsのアシストコンバージョンの機能に少しだけ機能を追加して解析ができるようにしています。
ダウンロード
Attribution_Keywords_extraction_tool.xlsm
ダウンロードするにはメンバーログインが必要です。実行するにはExcelマクロを実行する必要があります。
使用内容の取得などはもちろん行っていませんが、使用は自己責任でお願いいたします。
2016/09/24:CV数が整数で丸められるのを小数点出力に修正
Google Analyticsからデータをエクスポート

コンバージョン>マルチチャネル>コンバージョン経路を選択し、プライマリディメンションのところを、その他から「キーワード(または参照元/メディア)パス」を選択します。
表示行を調整してすべて表示できるようにして、Excelで開けるファイル形式でエクスポートします。
ツールに貼り付けて抽出

ダウンロードしたファイルをExcelで開き、データ範囲を選択してコピーし、ツールのExcelの任意の場所に貼り付けます。

キーワード抽出ボタンをクリックすると、プログラムが実行されます。まず、キーワードの範囲(1列)をすべて選択してください。

次に、複合キーワードを分解して、単一キーワード毎に抽出するか、複合キーワードは複合キーワード毎に抽出するかを選びます。

上の画像のように、右側にキーワード毎のコンバージョン数、eコマースの売上などコンバージョン値があればそれも集計されます。
複合キーワード毎の集計は、Google Analyticsのコンバージョン>マルチチャネル>アシストコンバージョンで集計される数値とほぼ一致するはずです。なので、このツールはさらに複合キーワードを分解し、それぞれの単一キーワード毎の傾向値を見たい時に使うとよいと思います。(例えば、ブランド名、商品名など)
※複合キーワードを分解した場合の単一キーワードのコンバージョンとコンバージョン値は、複合キーワードのキーワード数で割った数値にしています。